指の関節を柔らかく保つこと。身体を安定させ、その上で肩の力を抜くこと。それはそれでいいのだが、力まないように、力づくにならないように、と気をつけるあまり、かえって腕が縮かんでいたような気がする。
それゆえ昨日の練習では強めに腕の重さを載せるように意識し、反発する弦の弾力を指やら手やらあっちやらこっちやらで感じる・・・つもりでやってみた。むしろこの方が関節がほぐれる気がする。ヘナヘナになっていた音量も多少持ち直した。
もひとつ。身体の中心軸を安定させることに加えて、右腕の安定のために右脚の、左腕の安定のために左脚の確実な接地がわりと重要なのではないか・・・ということ。左手がもつれたり音程が馬鹿になったり、あるいは右手が手先だけの苦しいボーイングになっていたり・・・そういう場合にはそれぞれの側の脚がきちんと床を踏んまえてない場合が多いように思う。
右手首が弓に乗っかるように。指は可能な限りすべて所定の位置を保とう。左手は当たり前のことだが移弦のとき指は可能な限り前の弦の上にとどめること。音階的なパッセージを弾くときにこのことと、(開放弦がある場合)開放弦の音が鳴るのをしっかり確認してから次の音を出しに行く(一瞬でも宙ぶらりんになる指が不安がって勝手に降りようとする・・・いや俺がヘタなんだが)こと、このふたつが守れれば音の明瞭さが確実に向上するはず・・・なのだが。
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