2008年11月28日

中国・東北地方鉄道旅行記 (その9)

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第6日(11/18)・第7日(11/19)行程

宮古0922--[山田線・釜石線・快速はまゆり4号]--1205花巻
花巻1210--[東北本線・普通]--1223北上
北上1231--[同上]--1312平泉
平泉1627--[同上]--1635一ノ関
一ノ関1648--[東北新幹線・やまびこ62号]--1719仙台
仙台1926--[東北新幹線・はやて28号]--2108東京
東京2200--[寝台特急・サンライズ瀬戸]--0726高松
高松0822--[高徳線・特急うずしお3号]--0934徳島

今回の旅も終わりに近づきました。いよいよ帰途に就きます。今日の予定には宮古での浄土ヶ浜と平泉の中尊寺のふたつの観光地を組み入れました。

サンライズ瀬戸に乗ることは早々に決めていて、それに伴って仙台から乗車する新幹線の便もほぼ自動的に決まりました。しかし宮古を出てから仙台に達するまでの予定がなかなか決められず、最終的に上のルートに決めたのは、旅程の2日めも終わろうかという浜田行きの普通列車の車中ででした。最初期の予定は宮古-盛-気仙沼-前谷地-石巻-女川-仙台という三陸海岸をずっと南下するルートだったのですが、観光と乗り鉄のバランスをあれこれ考えつつ変更を加え続けた結果、そちらのルートは大半を諦めたことになります。多少の心残りはありましたが、はやて-サンライズの予定は動かせない以上仕方がありません。そのかわりにゆっくり朝食を摂ることができ、浄土ヶ浜と中尊寺を訪ねることができ、仙台でゆっくり街歩きができるのですから、できることを楽しむことにしました。

午前7時に起床。階下の食堂でそこそこ美味しい朝食を済ませたのち、身繕いと荷物の整理をして7時40分頃チェックアウト。昨日浄土ヶ浜観光をするために頼んでおいたタクシーがすでに到着していたので乗り込む。10分少々で浄土ヶ浜の遊歩道への入口になる「ターミナルビル」の前に到着。(参考 : 宮古市ホームページの浄土ヶ浜案内マップ)運転手さんと相談し、8時40分過ぎごろに遊歩道を歩ききった先の奥浄土ヶ浜まで迎えに来てもらうことにしました。さてターミナルビル横の階段を下り、岸辺沿いに整備されている遊歩道に向かいます。曇り空ですが雨の降る気配は今のところありません・・・あ、荷物預かっといてもらったらよかった。

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ターミナルビルの脇、遊歩道を見下ろす位置から。


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澄んだ海を見ながら、落ち葉の散り敷く遊歩道を歩きます。


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停泊する観光船。


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トンネルをひとつくぐるとすぐ、浄土ヶ浜の中央部、中の浜と呼ばれるところに着きます。

この中の浜で試しにパノラマ写真を撮ってみることにしました。立ち位置が動かないように注意しながらカメラを水平に振って撮影していきます。その結果がこれ

・・・正直このあとで行った奥浄土ヶ浜でもこうして撮っておけばよかったと思います。あまりこういうパノラマ撮影の機能は信頼しておらず、ほんのお遊びのつもりだったのですが、くっつけてみると予想よりだいぶマシな出来。一方単発で撮った写真はどれもあまり面白くない出来。もっと天気の良い日に、高台から広角レンズでも使わない限りこうした場所で単発で見られる写真をモノにするのは難しいでしょう。・・・よって奥浄土ヶ浜の写真はボツ。

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トンネルへと続く遊歩道。頭上には木々。こういう構図は好きです。


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海の水は透明で澄んだ緑色をしていました。


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紅葉を残した木々もそこそこに。

遊歩道の終点、奥浄土ヶ浜にあるレストハウス(改装につき現在閉鎖中)の側で休憩していると、約束の時間よりちょっと早くタクシーが迎えに来ました。もう少しだけ撮影するつもりだったので「ちょっと待ってて」と頼むと「じゃ私がお客さんを撮ってあげましょう」と運転手さん。「浄土ヶ浜」と書かれた立て札の横に立って何枚かの「アリバイ写真」を撮ってもらい、この場所に関する運転手さんの(とても慣れた様子の)ガイドをひとくさり伺ってからタクシーに乗り込みました。車中で平泉に行く旨を話すと、宮古駅で下車するときに「奥州藤原氏三代の都をぜひお楽しみください。よい旅を」と挨拶していただきました。

駅舎に入り、まずは今日の切符を購入です。仙台以降の乗車券はすでに持っているので、宮古から仙台までの山田線・釜石線・東北本線経由の乗車券と、一ノ関から仙台までの新幹線の自由席特急券。

今日始めに乗るのは09時22分発、花巻経由盛岡行きの快速はまゆり4号。ここ宮古からは盛岡行きの列車に2種類あります。ひとつは昨日乗った「快速リアス」のように北上山地を直接越えるルート、もうひとつはこの「快速はまゆり」のように釜石と花巻を経由し、迂回するようにしながら盛岡へ向かうルート。後者はおそらく宮古-釜石間と釜石-盛岡間というふたつの輸送需要を一本の列車で賄うのが目的なのでしょう。

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はまゆり4号は3両編成です。


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行き先表示にも「花巻経由」と記されています。


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乗車前に宮古の町にご挨拶。

列車は定刻09時22分に出発。乗客は正直あまり多くありません。山田線の宮古-釜石の区間は、地図で見れば一応海沿いを通ってはいますが、リアス式海岸特有の数多い小半島の付け根を走る部分が多く、またそうでない箇所でも線路が海岸線とやや離れて、しかもあまり高さのないところを通ったりするために海がすっきり見渡せなかったりします。

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宮古湾。向こうに見える紅葉した山に登ったらさぞやいい景色だろうな・・・。


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道中多く楽しめたのは海よりむしろ紅葉でした。これはおそらく豊間根駅のちょっと手前で撮ったもの。紅葉の季節を終えつつある小山の手前にハンコでポンポンと捺したような同じタイプの家々が行儀よく並んでいるのがユーモラス。


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「山田線」の名の由来である陸中山田駅に到着。


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岩手船越-浪板海岸間はこの路線で一番海の見えやすいところでしょう。この写真は浪板海岸駅を通過する1分ほど前に撮影。手前は国道45号線。奥は吉里吉里半島。


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吉里吉里(きりきり)駅周辺の家並み。もっと鄙びた景色を勝手に想像していましたが、結構な数の民家がありました。


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両石湾。港が見えます。


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両石駅を過ぎ、峠をひとつトンネルで越えると、釜石の市街地に近づきます。南北にほど近く迫る山々の紅葉が実に美しい。

定刻10時23分に釜石駅に到着。地図で確認すると釜石の町は南北を山々に挟まれた甲子(かっし)川沿いにあり、東西に細長く、東は釜石湾に面しています。吉野川沿いに拓けたわが徳島平野をうんとコンパクトにしたような感じでしょうか。駅の南すぐのところには新日鐵釜石製鉄所。列車はここで5分ほど停車したのち、進行方向を変えて釜石線に入ります。

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なぜか駅名標がホームと垂直に設置されています。


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当初乗る予定だった三陸鉄道南リアス線の車両とホーム。


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釜石駅3番・4番ホーム。左はここまで乗ってきた快速列車。運転士さんがホームに降りて休憩中。


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「鉄のふるさと」釜石。しかし現在人口は漸減傾向にあります。


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ホームの真正面にも紅葉。素晴らしい。

しばしの停車ののち列車は出発。先ほど峠を越えたところの風景がもう一度見えたところに分岐があり、ここで山田線と分かれます。次の小佐野駅に停車。ここから遠野まで一足飛びに途中の駅を通過して進みます。

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小佐野駅。


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松倉-洞泉間。すぐ横を通る立派な道路は洞泉-平倉間を結ぶバイパスの仙人峠道路。


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洞泉-陸中大橋間、多分釜石市甲子町第3地割のこの大きな右カーブのあたりから。紅葉の時期を終えようとする山々を背景に建つ家々。


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陸中大橋-上有住間。鉄道ファンの間では有名なオメガループを一気に駆け上がってトンネルを抜けた直後のこのあたりから。

実は上有住の駅すぐ近くに来るまでオメガループのあったことを度忘れしていました。上の写真では下のほうに偶然さっき通ってきた線路がぎりぎり写ってくれていますが(拡大)、もう少ししっかり線路を撮っておきたかった・・・。

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上有住駅通過直前。急激に標高が高くなったせいか、木々の様相は一変します。

上有住駅を通過後、列車は再び峠をトンネルでひとつ越えて遠野市に入ります。だんだんと開けてくる山間の盆地に広がるのどかな田園風景の中を、列車は遠野の市街地へと向かう早瀬川に沿うようにして走ります。

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おそらく岩手上郷駅手前のこのあたり


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遠野駅到着。ゆっくり過ごせないのが残念。

遠野を過ぎるとすぐに、ここまで寄り添ってきた早瀬川は遠野市街の北側を流れてきた猿ヶ石川と合流。その猿ヶ石川を越えると早々に遠野の市街地は途切れ、車窓には再び刈り入れを終えた田んぼが広がります。

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遠野-綾織間。おそらくこのへん


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綾織-岩手二日町間。ギャンブレル屋根の乗った建物。遠目で見た感じでは牛舎のような感じでした。この先でも納屋などとして使われているこのような感じのギャンブレル屋根の古い建物が至るところに見られました。


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柏木平駅通過直後。三江線の粕淵駅近辺における江の川のように、猿ヶ石川もここではオメガ状に屈曲しています


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宮守駅直前で国道283号線(釜石街道)を跨ぎます。

11時33分に宮守駅に到着。ここで10時58分花巻発の盛岡行き普通列車と行き違うために3分ほど停車。

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宮守駅。古い木造駅舎がレールより一段低い位置に建っています。頑張れば正面からの撮影もできたかな・・・。

定刻11時36分に宮守駅出発。猿ヶ石川や釜石街道と並行しながら岩根橋、晴山を通過して11時50分土沢到着。このあたりまで来ると人家の数もだいぶ増えてきました。

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土沢駅。青い屋根が鮮やかです。

でかい壁のような新幹線駅舎の影に隠れて仮設ホームのような釜石線乗り場がある新花巻駅を過ぎ、列車は定刻12時05分に花巻到着。次に乗る東北本線の北上行き普通列車までの待ち合わせ時間はわずか5分。「歓迎 ようこそ温泉と賢治の里へ」と大書された改札口や「花巻そば」の暖簾を横眼で見ながらそそくさと跨線橋を渡ります。跨線橋の上では「鉄道ジャーナル」誌の腕章をつけたカメラマンが写真撮影をしていました。

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花巻駅駅名標。

第6日の記事はここで一旦区切ります。


posted by とりぷる at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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