2番クーラントは多少マシにはなってきたがまだうまく行っていないところがかなりある。1番のそれより難易度低そうなんて書いておいてなんたるザマ。反省。
さてクーラントをメインに、そしてそればかりやっていると頭が煮詰まってくるのでサラバンド以降をさらってみたり、あるいは1番のクーラントをごにょごにょと弾いたりしながらいろんなことを考えた。
・腕の脱力は身体の安定を保つことを考えながら、肩甲骨を含めた肩ユニットごとドカンと落とすつもりで。
・左右の手の移弦、左手のポジション移動は移動元が地面、移動先が空。しっかりジャンプするためには地面をしっかり踏みしめよう。
・右手の親指に力が入ってきたときは弓の前後方向の傾きをチェック。手の甲の側から重みが伝わるように角度を微調整。もちろん寝かせすぎない範囲で。
・音を出すときは弦が弓の毛との摩擦力によってまず引っ張られ、それから張力によって引っかかりが外れて音が出る。その「弓が弦を弾く」感覚をできるだけ捉えられるようにする。思い切り駒に寄せてゆっくり弾く練習が効果的かも。
・左手の指は指板の表面から5センチ、右手の弓は弦から5センチ奥まで潜らせるつもりで。お好みで10センチでも50センチでもよいが。このとき両手の関節はできる限り柔軟性を保つこと。
・身体が前後左右に流れることによる運弓・運指動作のロスの低減について常に意識的であること。ダウンボウの長い弓のときは右脚で、アップボウの長い弓のときは左脚で、身体と楽器が流れるのを防ぐ。短い弓のときにも要所要所で同様のことを心がけると音がより明瞭になるように思う。
・弓を返すときには速度がゼロになる瞬間を心の眼で見る(笑)
・左手について。3や4の指で押さえるときは、同時に手のひらを逆に指板からこころもち離すくらいの感覚で。これらの指を離すときには逆に手のひらを近づけるつもりで。あくまで自分の感覚に過ぎないが、こうするほうが左手の形が崩れず、力もうまい具合に抜けてくれるような気がする。拡張で3や4の指を使うとき、1の指はむしろ上に引き上げるくらいのつもりでしっかり1の指があるべき位置をキープしたほうが確実に音程はマシになる。左手でも右手でも、手や腕のパーツをごっそり全部移動させようとすると、例えば野球のバッティングやゴルフのスイングでいうところの「泳いだ」感じになりやすい・・・のかもしれない。