←ピアッツァーノ・ビアンコ1996年。イタリアワイン。
今日酒屋であれこれ物色していたらラベルがやや古びてちょっと皺になっているこのワインが数本陳列されているのを見つけた。値札は1800円ちょい。10年以上前のワインが200円を切る値段で売られているのは余り見たことがないので、試しに買ってみた。で、今テイスティング(笑)中。いわゆる辛口の酒ということになるのかな。フルーティーというほどではないが香りはいい。口に含むと軽い刺激があって心地よい。後味もすっきりしていて変な味が残ることもない。まあまあいいんではないかいな。・・・誰ですか飲んでるうちに分からなくなるじゃろなんて言ってる人は。事実だとしてもヒドイですよ。
ところで先程コルクを抜いていざ! ・・・と瓶を傾けたが中身が出てこない。よく見るとコルクの底に接するようにグラニュ糖のような結晶が薄い隔壁を作っていた。おそらく酸化防止のための亜硝酸塩が析出してきたのだろう。少し舐めてみたが味はなし。砂を口に含んだみたいでちょっと不快。
さてついでに最近飲んだ酒の中から瓶の写真写りがよいものをふたつばかり紹介しておくことにする。
←京都・東山酒造醸の純米酒「坤滴」。地場産の山田錦が使われています。素朴で飾り気はないが力強さのある味。お値段は上のワインと同じくらいだったか。
←香川県小豆島唯一の日本酒醸造元・森国酒造の純米酒「森」。こないだ母と小豆島の寒霞渓に行った帰りに蔵元の建物を一部改装したカフェに寄り、そこの物販コーナーで買い求めました。香りは良い。口当たりは華やかだがやや癖もある。ただし不快ではない。後味はすっきりしている。お値段は1200円少々だったと記憶。