2013年12月31日

いつの間にかできるようになってた。

何ができるようになっていたかといえば、Foobar2000とEsoteric K-05とのHigh Speedモード接続。以前の記事では再生はどうにかできるものの操作が全然スムーズに行かず結局音楽専用の据置PCでの使用を断念したと書いた。それを実のところすっかり忘れていて、本日当たり前のように接続して(Foobar2000は何かの実験のためにインストールしていた)、MonkeymoteをインストールしたiPad miniをインターフェースにしてしばらくいろんなアルバムをとっかえひっかえ聴いているうちに「あれ、これって前はうまくできなかったんじゃ・・・」ということを思い出した次第。
Foobarのバージョンは1.2.9。以前うまく動かなかったときのバージョンはひとつ若い1.2.8だったので何かの改善が図られたのかもしれない。ついでに書くとMonkeymote 4 Foobar2000 HDの現用バージョンは1.4.4。こちらも何度かバージョンアップはしているが、こちらはHigh Speedモード接続の可否とはあまり関係ないように思う。
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2013年10月25日

WG-C20を触ってみたけれど。

本日近くのソニーショップに、発売されたばかりのポータブルワイヤレスサーバーWG-C20の実機を触りに行ってきた。Taxan Meobankで一度挫折を経験したのちも、大容量ポータブルDLNAサーバーの野望を捨てきれずにいるからである。Meobankとは違ってこちらの製品は「DLNA Certified」ロゴを取得している。そのぶん自分の期待も大きい。

さて展示前の箱に入ったままの製品をわざわざ取り出してもらい、テスト用に持ってきた外付けドライブ(余っていた80GBのSSDを外付け用ケースに入れ、手持ちのライブラリの半分くらい、14000曲程度を放り込んだもの)を接続し、電源を入れ、当方手持ちのiPod touchとwifi接続を行い、さてtouchのPlugplayerやMediaLinkplayerからWG-C20に接続した外付けドライブの中身が見えるか、と試してみたが・・・認識されない。まあすぐにうまくは行かんだろうと予想はしてたけど。
同梱されていた簡易マニュアルを見たりしながら、なんでつながらんのかのう、と思案していたところ、ふと手に取った外箱にこんなことが書かれていた。「DLNA 機能をお使いになる際、スマートフォンのアプリケーションから本機の初期設定が必要となります。」
・・・えーとスマートフォンのアプリケーションてのはFile Managerとやらのことでしょうがこれは現在のところAndroid用しか用意されておらずiOSへの対応時期は未定とか公式に書かれてなかったっすか? ・・・なら俺ダメじゃん。Android端末なんて持ってないし orz

オンラインマニュアルによると、wifi接続したPCからだと一般的なブラウザを使ってフォルダ構造をほじくることはできるみたい。iOS端末からでもFileExplorer等のアプリを使えば同じようなことができるかもしれない。けれどもDLNA接続を試みるには上記のとおり少なくとも現時点ではAndroid端末必須。実機を触ってみて手ごたえがあれば即購入するつもりだったのだがしゃあない、iOSに対応したアプリがリリースされるまで待ってみることにする。寸法は2.5インチHDDケースと束にしてちょうど頃合いもいいし。

だがオンラインマニュアルにはこんな記述もある。「メディアに大量のコンテンツが含まれている場合には見えるまでに時間がかかる場合があります。」・・・なんかMeobankの悪夢再び、の予感がまたむくむくと。まあ実際このへんのことは「試してみなけりゃ分からない」部分が多々あるので、いっぺん買って使ってみて、ダメなら速やかに売却、というふうになると思う。DLNA Certifiedロゴのご利益がいかほどのものなのか、一度は試してみなければ、と思っている。

おまけ。現在バッファローのHDW-P500U3というwifi機能内蔵の(DLNA機能はなし)モバイルHDDにAAC 256kbpsに変換した音楽データを入れ、SMB MUSIC(残念ながらつい先日配信終了)というアプリを使ってiPod touchやiPad miniとSMB接続して遊んでいるが、このHDW-P500U3専用のキャリングケースが発売!

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・・・されるわけねえっす(笑)。裸で持ち歩くことに幾分心配があり、また充電ケーブルを紛失するおそれもあったので頃合いのよいポーチかなんか売られていないかと近くの百均の店内を探し回ったところ、ほぼぴったりサイズで、しかもコード類が収納できそうなポケットまで別口でついているポーチを見つけた次第。裏にベルト通しもついていて便利そう。
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2013年09月24日

AppleTVを買ってみた。

音楽データを無線で飛ばして遊んでみたくなったので、Apple TVを買ってみた。近くの量販店で1万500円ナリ。
音だけを飛ばしたいならAirmac Expressでもよい。実売価格もそちらのほうが少々安い。またCDからリッピングしたデータを飛ばした場合、AppleTVは内部で強制的に48kHzで再サンプリングされるがAirmac Expressは44.1kHzそのままで出してくれるので音質的にも有利・・・らしい。
自分がApple TVにした理由の半分は調査不足。背面の音声出力端子がアナログ専用だと思い込んでしまったこと(実際はアナログ光両用端子になっていて、光ケーブルもアダプタを介して接続可能)。なおあと半分は「ルータ機能いらんし」というもの。

さてAppleTVは、設定の際にはHDMI出力をディスプレイにつなげなければならない。なので部屋にあるPS3からHDMIケーブルを引っこ抜いて付け替えて設定を行った。操作に使う付属のリモコンはアルミを使った薄型のもので、質感は高いが正直操作しにくい。ドーナツ型の方向キーの内側にある決定ボタンは爪を立てて押さないとしばしば間違って方向キーを押してしまう。設定の中には本体が検知した周辺のLANのSSIDの中から自分の使うものを選択し、パスワードを入力する、と言う作業があるが、iOSデバイスのように複数のパスワードを記憶して保持することはできない。それゆえ別のLANに持っていこうとする場合にはそちらに対応したパスワードをいちいち入力してやる必要がある。一旦設定が終了してしまえば、音声だけを飛ばしたい場合には画面出力を見る必要はない。電源を入れ、iOSデバイスのアプリやPC・MACのiTunesで出力先をAppleTVに指定してやればAppleTVから音声が出力される。今後も必要なときだけHDMIケーブルを接続することにする。

AppleTVの音声出力は一般的なTOS角型光。このタイプだとAirmac Expressのようにアダプタをかませる必要がないのでやや精神衛生上よい。なおHDMIからも音声は出るのだろうが自分の用途には関係がない。さてケーブルにSAECのOPC-X1(ずっと前に買ったもの。いまだにSAECのラインナップに残っている)を使い、光出力をK-05の光入力に接続して音を出してみた。ソースはiPadに入れておいたApple Losslessフォーマットのクラシック音楽。一聴、悪くない音だと思った。PCからUSB接続を介して出す音と比べると、下品にならない程度にラウドネスを利かせたように聞こえる。聴いて楽しい感じのする音だ。再サンプリングによるデメリットのようなものは、自分には特に感じられなかった。

RemoteアプリでコントロールしながらネットブックのiTunesからのAirPlayを試したところ、こちらも問題なく音が出た。こちらもソースはApple Losslessだが、バーゲンで2万円弱で買った型落ちネットブックの安さを感じさせない音質だ。こうした製造コストのかかっていないPCから音楽を再生させる場合、USBを使った有線接続よりもLANを使った無線接続のほうがもしかすると音質的に有利かもしれないな、と思ったりした。根拠はないけれど。

iOSデバイスをDLNAサーバーにするiMediaShare LiteというアプリをiPod touchとiPad miniの片方で起動させ、もう片方でMedia Link Playerを起動させてレンダラーにし、その音声をAirplayで飛ばす、という試みもうまく行った。ただしどういうわけかしばらく再生させたままにしておくとしばしばiOSデバイス相互の通信が切れて音が止まってしまう現象が発生した。原因はよく分からない。まあただの実験なのであまり追及しないことにする。

ここまで試したところでふと思い立って、これまただいぶ前に買ったAudioAlchemyのDac-in-the-Boxという古いDACを引っ張り出してみた。以前に書いたが、近くのオーディオ屋さんで長いこと棚の肥やしになっていたもの。ネットで検索して48kHzに対応していることを確認してから接続して音を出してみた。ちなみにDac-in-the-BoxからプリアンプへはオヤイデのTsumani TERZO RR。DENONのSACDプレーヤーを売却してから使いどころがなくてそのまましまい込んでいたもの。さて出てきた音はややレンジが狭いものの中低音域に厚みがあり、なかなか色気のある音だ。少し古めのジャズの録音をかけるとアナログっぽい味が出ていいかもしれない。というか今これを書きながらまさに古めのジャズ、『静かなるケニー』を楽しく聴いていたりする。

AppleTVとDac-in-the-Boxにはいずれも電源スイッチと呼べるようなものはついていないので、各口に個別にスイッチのついた3口のタップを買ってきた。しばらくはこの形で遊んでみることにする。なにより手軽でそこそこ高音質なのはよいことだ。
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2013年07月29日

TAXAN Meobankを使ってみた。

現在までにPCに取り込んだ音楽ライブラリは、128kbps AACまで圧縮してやれば容量130GBちょい、手持ちのiPod Classic 160GBにどうにか収まる。だがこの機種はタッチホイールの感度がそれ以前の機種と比較してあまりよろしくなく、スクロールさせているつもりがちっとも動かなかったり、あるいは逆に特定の場所でカーソルを止めようとして何度も行き過ぎたり、ということがしょっちゅう起こりストレスが溜まるので、なかなか使う気が起きなかった。

そこで関心を持ったのが、iPod touchやiPadからアプリを使ってアクセスできるポータブル無線NASの類。いくつか類似の製品があるなかで選んだのが、タイトルにも書いたTAXAN Meobank(MEO-WHDD-200G)。その理由はなんといってもこの製品が「DLNA対応」を謳っていたこと。他の製品はフォルダ構造をたどってファイルにアクセスするタイプのアプリ(専用または汎用)を使うことしかできないが、DLNA対応機器だとPlugplayerやMedia Link Playerなどのアプリからアクセスでき、アルバム一覧がアートワークつきで表示されるのでブラウズにとても便利だからだ。もちろん人によってはフォルダ構造をたどるアプリでも音楽ファイルのブラウズに問題はなかろうが、クラシックでは同じ曲でも多くの種類の演奏があったり、あるいはひとつのアルバムの中でも曲によってぜんぜん違う演奏者が出演していたりするので、それではいささか不便だというのが自分の感覚である。

さて、アキバの某店に注文を出し、届いたブツをさっそく使い始めたのだが・・・正直自分としては期待はずれに終わった。というのは、これまで何度も試行錯誤を繰り返した結果、この製品がDLNAサーバーとして動作できるのは、うまくいってせいぜいファイル数1000個が限度、ということが明らかになったからである。
この製品は指定されたフォルダにファイルをコピーすると、そのファイルに関するデータベースを自身で本体内に作成する仕様になっている。このデータベース作成が首尾よく行ってはじめてDLNAサーバーとして動作してくれるようなのであるが・・・当方の手持ちの音楽ファイルは総数27000個弱。これを一気に取り込ませたり、あるいは少しずつコピーしてみたり、ということをこれまで十度以上も繰り返しただろうか、結局このデータベースをうまく作成させることができなかった。

このMeobankにはWifiホストモードという機能がついていて、これを使うとルータを用意せずともPCと接続できる。そして接続を確立させたのちにPC側のエクスプローラーからMeobankのフォルダにアクセスできる。この機能を利用してデータベースファイルの収められたフォルダにアクセスすれば、データベースが作成されていく様子をモニターできる。で、データを取り込ませつつ観察を繰り返したのだが・・・少しずつファイルをコピーしていっても、ある程度のところでデータベースファイルの更新が止まってしまう(容量が増えなくなる)。そして一気に全音楽ファイルをコピーしてみると・・・データベース作成がいつまでたっても終わらないorz 三日三晩ぶっ続けでモニターし続けてまだ終わらないってどういうこっちゃ。

発売元に「データベース作成が終わらないんですけどー」とメールしてみた。すると帰ってきた返事に書かれていたのは「FileExplorlerというアプリがあるんで、多数のファイルを扱うならそれおすすめ」という内容。このアプリはLAN内のフォルダにアクセスするためのソフト。つまりMeobankは多数のファイルを扱う場合は他の類似の製品と同じような使い方しか事実上できない、ということだ。かなりがっかり。

ほかにもこの製品には、「ファイル転送速度が遅い」「動作中にはかなり熱を持つので鞄その他に入れたまま使うには不向き」というふうな難があることが使ってみて分かった。200GBという容量も今となっては他社製品と比べて見劣りする。Meobankのメリットを探すとすれば、他の製品より安く買えること(現在ネットでは6000円台半ば〜後半)と、1.8インチHDDを採用しているので他の製品よりサイズが一回り小さい、ということくらいだろうか。

というわけで、音楽ファイルの持ち運びにはやむなくiPod Classicを使うことにした。仕方がない。

ところでネット検索によればSeagateがWireless PlusなるDLNA対応のポータブルNASを出しているらしい。容量も1TBと十分。これならロスレスでもいける。だがなぜか大手で扱っているところはひとつもない。少数の小規模な店舗が細々と扱っている程度である。Seagateのサイトでは日本語の詳細なマニュアルまで閲覧できるのだが。おそらくは製品の仕様に日本の法律に引っかかる部分があり、それで大々的に販売することができないのではないかと思われる。Youtubeで検索してみるとレビュー動画が多数引っかかるので、日本国外では普通に売られているようではある。買えないことはないので試してみてもいいのだが、いささか値が張るし(検索で見つけた大阪府内の店舗での価格は25000円)、正直Meobankでの失敗にいささか懲りてしまっているのであまり気が進まない・・・そのうち気が変わるかもしれないが今の時点では、もうiPod Classicでいいやこれがいちばんコンパクトやしという気分である。
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2013年07月01日

Foobar2000とEsotericのUSBドライバの相性について。

前回の記事Monkeymoteの検証に使った機材は実は大層ショボいものである。PCは以前2万円に満たない額で買ったAcerの型落ちのネットブック(ただし内臓HDDはPlextorのSSDに交換)。USB端子にBluetoothアダプタ(メーカー忘れた)を挿して、Logicoolの小さいBluetoothスピーカーに音声出力。ALACを収めるデータドライブは外付けの2.5インチ1TBのHDD。

スピーカーとのペアリングが確立したのちにFoobar2000を起動し、「Preferences」 - 「Playback」 - 「Output」と辿り、「Device」のプルダウンメニューで「Wasapi(push) : Bluetooth Audio Renderer (Bluetoothステレオオーディオ)」を選ぶと問題なく音が出た。Bluetooth機器にWasapi排他接続してどれほどの効果があるのか、そもそも排他接続されているのかよく分からないのだが、そのへんは気にしないことにする。


さて前回の記事を書いたあと、自分が普段音楽専用にしている据え置きPCで同じことを試みた。ソフトのインストールやPCとiPad miniとの接続、ライブラリの読み込みはほとんど問題なくスムーズに行ったが、いざ再生させてみるとなんかオカシイ。準備完了して最初に鳴らす曲はまあ普通に鳴る。んじゃ何か別のアルバムを・・・と適当に選択して「Play all」を叩くと・・・PC上には新しく再生させるアルバムの曲が並んだプレイリストがちゃんと表示され、iPadの画面上に表示されるタイムバーは普通に時間を刻んでいる・・・が、音が出ない。おい・こら・なにしとんねん、と再生/一時停止ボタンを連打してやると・・・音が出た。でもそこから別のアルバムに移るとやっぱり音が出ない。また再生ボタンをぺしぺし叩く。すると鳴り出す・・・なんじゃこれ。

まずiOSデバイスのアプリとPCとの相性ではと考え、PC本体側で操作してみた。するとこちらでも似たような症状。画面上の曲名を普通にダブルクリックしただけでは再生されない。5、6回叩いてやっと再生が始まる。PCにインストールされているPlayPcmWinとどっかで競合してるのかと思い、これをアンインストール、再起動をかけて試してみたが変化なし。PCの遠隔操作に使う常駐ソフトSplashtop Streamerを削除しても改善せず。そこで今度は上記のネットブックに接続用のUSBドライバをインストールして、DACに使っているEsoteric K-05に接続してみた・・・するとまた同じ症状。続いてオーディオ機器に接続していないメインPCにFoobarをインストールして検証すると・・・症状は出なかった。ここに至って原因はPCやiOSデバイスではなくK-05側にあることが推測できた。

K-05の取説を見直す。USB接続では3つのモードを選ぶことができ、Normalモードではドライバソフトは必要なし。ハイサンプリング音源に対応するHigh Speed 1モード、およびハイサンプリング対応+アシンクロナス伝送対応のHighSpeed 2モードではドライバが必要・・・そういやそうだった、忘れてた。K-05を音楽用PCにつなぎ直し、USBの接続モードをNormalモードにしてみる・・・と、症状が消えた。

これまでiTunesやPlayPcmWinではHigh Speed 2モードでもこのような症状は出なかった。また今回原因を探している間にAIMPなるロシア製のソフトを試しに音楽用PCにインストールしてみたところ、このソフトでも症状の出現はなし。どうやらFoobar2000とEsotericのUSBドライバとの相性がいまひとつらしい。Foobarのバージョンは最新の1.2.8。古いバージョンでもこのような症状が出たのか、今後のバージョンアップで直るのか、それは分からない。

さて、使えないことはないのだが、せっかくオーディオで真面目に(笑)音楽を聴こうとするときにiPadの画面を何度も叩かねばならないというのはいささか興が削がれる。かといってUSB接続のモードをわざわざ音質上不利なほうに切り替えるのも気が進まぬ。結局音楽用PCで腰を据えて音楽を聴くときにはこれまで通りディスプレイを見ながらマウスとキーボードででPlayPcmWinを操作することになりそうである。Monkeymoteはネットブックの操作用に。これはこれで寝ながら聴くには便利なので、アプリ代金を無駄にしたという気分ではない。
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2013年06月29日

Foobar2000をリモコン操作でギャップレス再生できるアプリ「Monkeymote 4 foobar2000 HD」(追記あり)

PCオーディオにおいて、音質と利便性の両立にはいろいろと面倒なことが多い。リモコン操作も然りである。iTunesRemoteでコントロールすれば、手軽にギャップレス再生は実現できるし、インターフェースも見やすい。ただしこの場合音楽信号はiTunesおよびQuicktimeの仕様によりWindowsの音声ミキサーを通じて再生されざるを得ないので、音楽データは必ず何らかの変容を被る。ビットパーフェクト、元データとまったく同じデータの出力はできない。

ならばということで再生ソフトをFoobar2000にし、これにプラグインwasapi.dllおよびupnp.dllを、iOSデバイス側にPlugplayerMedia Link Player等のDLNAリモコンアプリをインストールしてwasapi排他モードでの再生とDLNA方式でのリモコン再生を可能にしてみれば、今度はDLNAの規格の制約により、ギャップレス再生ができない。最近のfoobar2000はPC画面で直接操作する場合、特に面倒な設定やプラグインのインストールなしに大抵のファイル形式でギャップレス再生が出来るようになっているが(たしかバージョン0.何々の頃には素のままのfoobarではできなかったように記憶している)、DLNA規格で動作するリモコンアプリで操作するとせっかくのこの特徴を生かすことができない。なんでもDMS(foobar) --> DMC(リモコンアプリ) --> DMS(foobar)というふうにわざわざ再生したいデータそのものを行ったり来たりさせねばならんそうで。面倒なことだ。ついでに書いておくとDLNA方式のアプリは、モノによって程度の違いはあるものの、どうにも見にくい・使いづらいインターフェースのものが多いような気がする。

以前にちょっと使ってみたJRiver Media Centerを、wasapi排他再生のためのしかるべき設定を行ったのちにJRemoteあたりのリモコンアプリで操作してやれば「wasapi排他によるビットパーフェクト再生+便利なリモコン操作」がおそらくは実現できる(というか以前試してできたような気がする)だろうが、個人的にJRMCはあんまり好きになれない。なんか画面がごじゃごじゃしてるし、映像の再生機能その他の付帯機能はいらないし、なんといっても50ドルもする有料ソフトやし。foobarで同じことが実現できないかなあと思っていたらなかば偶然に上記のアプリを見つけた。250円。DLNAとは動作方式が違うようだと分かったものの、半信半疑、これまでに何度か繰り返したように金を捨てるつもりで導入してみたらベートーヴェンの運命、ショスタコの黄金時代その他試したアルバムすべてで音楽が途切れることもなく継ぎ目でノイズが生じることもなく、美しいギャップレスで再生できた。ちょっと感動。パチパチ。

設定は面倒ではない。まずfoobar2000に公式サイトからダウンロードできる専用のプラグインをインストール。続いてApp StoreからiOSデバイスにアプリをインストール。

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PCとiOSデバイスを同一のLAN内に置き、PCでfoobarを起動させてからiOSデバイスでアプリを起動。これでアプリが自動的にfoobarが動作しているPCを検知し、PC名とローカルIPアドレスを画面に表示してくれる。その表示をタップすることで操作画面に入ることができる。

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これがiPad mini上での操作画面。なかなかすっきりしていて使いやすそう。左の欄から「Albums」を選択すると右側にライブラリ内のアルバム一覧が表示され、再生したいアルバムを選ぶとアルバム内の曲目一覧が表示される。で、とりあえず画面下の「Play all」を叩いてやるとアルバムを頭から再生してくれる。ラクだ。もちろん一部の曲を抜き出したり、順番を変更したり、あるいは複数のアルバムにまたがるプレイリストをこしらえて、そのとおりに再生させることも可能。長くなりすぎるので詳細は省略。動作としてはアプリ側でプレイリストをこしらえ、foobar側に「これと同じプレイリストをそっちで作成してそのとおりに再生してね」という指令だけを送る形か。わざわざプレイリストの順にデータを送らせ、それをまたプレイリストの順に送り返す、というDLNA式の迂遠なやり方よりよほどシンプルだ。

またこのアプリはあるアルバムの(より正確にはある特定のアルバム内の曲を曲順どおりに並べたプレイリストの)再生中に別のアルバムを選択し、その曲目一覧を表示させ「Play all」とやると、普通に前に選んだアルバムの再生を中止して(プレイリストをクリアして)あとから選んだアルバムの再生を開始してくれる。普通に、と書いたがこのへんの操作がいやにまだるっこしいアプリが多いので結構新鮮だったりする。

今回ライブラリとして使っているのはiTunesでこしらえたApple Losslessファイルだが、iTunesでシコシコと打ち込んだタグ情報もしっかり活用できる。左側の「Artists」「Genres」「Composers」をタップすれば即座に右側に一覧が表示させ、スムーズに目的のアルバムまたはファイルを検索することが可能。また「Search」はタグ情報全体を特定のキーワードで検索できる。

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個人的にいたく気に入ったのは「Composers」の検索の仕様。目的の作曲家を選ぶとその作曲家の曲が含まれるアルバムが表示され、アルバムの表示をタップするとそのアルバム内の「全曲が」(他の作曲家によるものも含めて)表示される点だ。iTunesでもiOSデバイスでも、作曲家名による検索ではアルバム内の「その作曲家による作品」だけが表示される仕様なのだが、この仕様は特定の曲だけではなくアルバム全体をいつも見渡したい自分にとってはいささか使いづらさを感じていたところで、その点でこのアプリの作曲家名検索の仕様は大いに歓迎したい。もしその作曲家の曲だけを抜き出して再生したいなら、そのようにプレイリストを作ればいいだけの話だし。

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ドイツ語フランス語チェコ語スペイン語等々に使われる点だのチョンだのにょろだろマルだのしっぽだののついた文字も問題なく表示。日本語にも対応。中華くさいフォントでないところが嬉しい。

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左下にある電源ボタンのようなマークをタップすると最初の画面、アプリによって認識されたPCのIPアドレスが表示される画面に戻れる。この画面内の「Settings」をタップすると各種設定が行える。操作画面の表示に関わるいくつかの項目について簡単に解説すると、

・Startup View 最初に操作画面が表示されるときに何を表示させるかを指定。「Now Playing」「Playlists」「Artists」「Albums」「Genres」「Composers」「Folders」から選択可能。

・Orientations リモコン操作に使うデバイスをどちら方向に使うかを指定。「Both」はデバイスの持ち方によって縦長表示と横長表示が自動で切り替わる。「Portrait」は縦長画面固定、「Landscape」は横長画面固定。

・Large Album Covers オンにするとアルバム一覧で表示されるアルバムアートがでかくなる(縦横各2倍)。

以上、かなり便利なアプリなのだが、日本語での紹介があまり見当たらないようなのでざっと書いてみた。なおこのアプリの発売元は、JRMCやMediaMonkey、Winampといった他の再生ソフトに、あるいはiOSだけでなくAndroidに対応するアプリもリリースしている。詳細は公式サイトを参照。

(2013.07.08追記)このMonkeymote 4 foobar2000 HDには操作するタブレット側に操作されるPC側から音声をストリーミングできるようになるプラグインが別途用意されている(80円)。ただし、実際に試してみて分かったが、このプラグインを用いてタブレット側でギャップレス再生を行うことはできないので注意されたし。
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2012年10月15日

AudioGalaxyの「余計なお世話」を止める方法について。

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(以下画像はすべてクリックで拡大表示します)
手持ちのiPod touchで「Audiogalaxy」というアプリを使ってみた。手持ちのPCを母艦とし、インターネット経由で音楽をストリーミング再生させることができるアプリである。
詳しい使い方は検索すればたくさん出てくるので、ここでは当方が出くわしたAudiogalaxyの「余計なお世話」とそれをなくす方法について書く。

iPod touchとモバイルルータを持ち運べば手持ちのPCに収められた音楽ファイルを出先でも再生できるのは確かに便利である。実際に使ってみてそう感じた。Audiogalaxyがホームページで謳っている「ギャップレス再生」は実際には完全ではなくほんの少し間隔が空き、また場合によってはさほど耳障りではない程度のノイズが入る。でもまあ「よく頑張っているほう」ではある。母艦に使っているPCは以前格安で買ったAcerのネットブック、使用する楽曲ファイルはこのネットブック用に元のaiffファイルを128kbpsのAACに変換したもの、という条件で3G回線を経由して鳴らしてみても音飛びは、皆無ではないにせよたまにしか起こらない。

だが思いつくままにアルバムを選んで再生させていると・・・どうもタグの表記がおかしい。すべて自分が使いやすいように手づから打ち込んだはずなのに、一部の曲の曲名や演奏者の表記が、自分ではそのように打ち込んだ記憶のまったくない文字列に置き換わってしまっている。アルバム名も一部変だ。アバド指揮シカゴ響のマーラー7番ではアルバム名で「No.7」と打ち込んだ箇所が「#7」になり、マルケヴィチ指揮ライプツィヒゲヴァントハウス管の「展覧会の絵」などは「Legend of Galacticなんとか」などという訳の分からんアルバムタイトルになってしまっている。アルバムを一覧表示させた時点では自分が打ち込んだとおり表示されるのだが・・・再生させたいアルバムをタップして、アルバム内の曲目を一覧表示させた時点でおかしくなる。
ジャンル分けはさらにワヤである。「Anime」とか「POP」とか「Jazz」とか「Post-romantique」ってなんやそれ。しかも見覚えのないアルバムアートが映ってるし。

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まあ普通にアルバム一覧から聴きたいアルバムを選べば、再生自体は普通に行われるのだが・・・正直こういうことを勝手にやられると鬱陶しい。これが直らん限り以前買ったiPod classic 160GBをもいちど引っ張り出すことになるな・・・と思いながらPC側のAudiogalaxyのログイン画面を調べているうちに、この「いらんお節介」を止めさせる方法を見つけた。

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ログイン画面の右上のほうの、ユーザーネームその他が表示されている箇所で、「Settings」をクリック。切り替わった画面を下へとスクロールしていくと「Options」という見出しがあり、項目がふたつ並んでいる。
そのふたつめ、「Automatically display」云々、訳すると「誤ってタグ付けされた曲に対して自動的に正しい情報を表示する」となるだろうか。右側にくっついているクエスチョンマークをクリックすると説明が表示される。内容は以下の通り。
「ユーザーの持つファイルのアーティスト名、アルバム名、曲名に関する情報にはしばしば誤りが含まれます。このオプションを選ぶと、Audiogalaxyは、あなたのファイルに誤ったタグ情報が付されていても、自動的に正しい情報を表示させようとします。我々はこのオプションにチェックを入れたままにしておくことをお勧めします。なお、Audiogalaxyはあなたの音楽ファイルのタグ情報を直接変更することは決してありません。」

・・・もちろんアプリ製作者は親切心からこのような機能を付けたんだろうけど、まったくもって余計なお世話である。自分は手づから打ち込んだタグ情報を、例えそれが間違っていて、Audiogalaxyがそれを完璧に修正してくれたとしても、そしてそれが単に画面表示のうえだけのことであってタグ情報が直接変更されているわけではないにしても、いじってほしくはないのである。ましてやせっかく自分が使いやすいように打ち込んだタグ情報の配列を乱したり、あまつさえどう考えてもおかしいアルバム名を付けたりスカタンなジャンル分けをしているようでは論外である。問答無用でチェックを外し、右側にある「UPDATE」をクリック。

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・・・おお、直った。俺が打ち込んだとおりの美しいタグが並んでいる(爆)
ジャンル分けも自分が作ったとおり反映されている。スクロール表示されないのでタグ情報を完全に参照できないのは不満ではあるが、その点はまあ我慢できなくもない。これでどうにかもうしばらく使い続けようという気にはなった。
ちなみに上の「Options」の項目のひとつめも「他の人が自分のプロフィールを閲覧することを許可する」などと正直いらんことが書かれているので、こちらのチェックも外しておくほうがいいだろう。
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2012年02月27日

J.River Media Center対応のリモコンアプリ各種テスト。

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さて、次の4種類のリモコンアプリを試してみた。My River(250円)、PlugPlayer(450円)、JRemote(850円)、RiverMote(850円)(価格は2012年2月26日現在)。PlugPlayerのみ汎用のアプリ(DLNA規格に対応するプレーヤーソフトなら大抵操作できる)、そのほかはJ.River Media Center(JRMC)に特化した作り。

Rivermoteは正直使えない。PC側に接続のためのソフトウェアを別途インストールし、何番のポートを開放させるようウィルス対策ソフトの設定をどうこうし・・・などとPCについてある程度以上のスキルを持った上で面倒な手続きを経なければ使えるようにならない。そんなスキルはないぞ。高いくせに不親切。おまけにこのアプリのダウンロードページの説明文には「Warning : Due to the lack of library access through the JRMC API the ability to browse your entire library is NOT available in Rivermote.」などと書いてある。ダウンロードしてしまってから気づいたorz
機能制限は仕様ですってか? やっとれんわ。てなわけでRivermoteは評価対象外。

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PlugplayerはDevicesボタンをタップするとメディアレンダラーおよびメディアサーバーの選択画面が出る。LAN内にあって利用可能な機器がリストアップされる。自分の場合は音楽PCがHDDに持つデータをそのまま音楽PC自身に再生させるので、レンダラー・サーバーともに音楽PCにつけた名前が表示されているところをタップすればよい。操作感はおおむねスムーズ。デザインも洗練されている。ただギャップレス再生ができない(間隔が空き、ノイズも入る)。

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My RiverはSettings画面で「Access Key」(JRMC側で「ツール」 - 「オプション」 - 「メディアネットワーク」とクリックしていき、「Use Media Network to share this library and enable DLNA」にチェックを入れるとすぐ下に表示される)を入力すれば使えるようになる。デザインは正直ダサい。日本語のフォントがなんか変。中華っぽい。動作も反応が遅く、スクロールさせると滑らかに動かずカクカクする。ギャップレス再生は可能。アルバムを一覧から選び、曲一覧を表示させ、一番上の曲をタップしても再生はすぐに始まらず、いくつかボタンが出てくる。そのうちの「Add(to end)」や「Play」をタップするとようやく再生が始まる。ただしこれだけではアプリ内のプレイリストに今再生開始したトラックしか入っていない状態になる。それゆえアルバムの全曲を再生させるためにはいちいちすべてのトラックをタップして「Add(to end)」でプレイリストに加えてやる必要がある。ものすごく面倒くさい。

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JRemoteの接続方法はだいたいMy Riverと同じ。初めてPCと接続するときには画面表示で案内してくれるので分かりやすい。画面デザインは素朴だが格好悪くはない。動作もスムーズ。ギャップレス再生も問題なく可能。JRMCをリモート操作したいなら、少なくとも現時点ではこのアプリで決まりだろう。高いけど。ただしギャップレス再生は必要ない、というひとであれば少し安いPlugPlayerを選んでもいいだろう。

最後にJRMCでiTunesとライブラリデータを同期させる方法について。「ファイル」タブをクリック。「ライブラリ」 - 「インポート」とたどってクリック。「メディアのインポート」と書かれた窓が出てくるので「Configure Auto-Import」を選択してから「次へ」をクリック。「検索するファイルを選択してください」と書かれた欄の右側にある「参照」ボタンをクリックし、iTunes側で「iTunes Media」フォルダに設定しているフォルダ内に作成されている「Music」フォルダを選択してから下のほうの「完了」をクリック。iTunesに新しいアルバムを取り入れたあとでこの操作を行うと、JRMC側でも新しいアルバムをライブラリに表示させることができる。

さてあとはプレイリストのインポートだが・・・。
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2012年02月21日

J.River Media Centerのテスト。

以前試用してみて結局使わなかったJ.River Media Centerをもう一度テストしてみた。このソフトはWasapi排他モード・イベントスタイルに対応、メモリにデータを読み込んでからの再生にも対応している。そしてiPhoneやiPod TouchにRivermote等のアプリをインストールし、Media Center側でしかるべき操作を行ってやればリモコン操作ができる。実はこの「リモコン操作」という点が今回の再テストを行った最大の理由であり、PlayPcmWinの音質に加えてリモコン操作もできたらスゲー便利だなあ、と思ったのである。

で、JRMCをインストールして、これまで作ったライブラリを読み込んでやる。ファイル数が多いので時間はかかったが問題なく読み込めた。カバーアートの表示もOK。ここでiTunesで行っているような複数ライブラリの作成・管理ができるかどうか試してみた。結果はOK。手順は長くなるので省略。誰かに訊かれたら答える。ひとつだけ書いとくと、JRMCはソフトを起動したままでライブラリの切り替えが可能。iTunesみたいにいったん終了して、アイコンを右クリックで出るメニューの「開く」をShiftボタンを押しながらクリックし、ライブラリの選択画面を出して云々、という操作は必要ない。この点はiTunesより便利。

サムネイル画面をホイールを使ってスクロールさせると、iTunesのようにいっぺんに動くのではなくなだらかに動いてくれる。これもよい点である。

ところで以前の記事で「どのようにスライダを操作してもアルバムアートがぎちぎちに詰めて並べられる」「アルバムタイトルとアルバムアーティストをアルバムアートの下に同時に表示できない」と書いたが、これらはいずれも調整可能であることが分かった。
右ペインをアルバムのサムネイル表示にし、「アルバム」と書かれたタブにポインタを合わせるとプルダウンメニューが出る。そのメニューのうち「サムネイル」にポインタを合わせると右に別メニューが出る。「No Thumbnail Spacing」「Small〜」「Medium〜」「Large〜」のいずれかをクリックすることによってサムネイルの間のスペースを4段階で調整できる。

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またその上の「サムネイルのテキスト」をクリックすると「式エディタ」という窓が出る。窓の中の適当な場所を左クリックするとカーソルが現れる。と同時に式の文字列が全選択状態になってしまうのでもう一度適当な箇所を左クリックして選択状態を解除する。Enterキーでカーソルを次の行に。右クリックで出るメニューから「関数挿入」 - 「AlbumArtist(...)」とたどってクリック。これでサムネイルの下の表記が「アルバム名」と「アルバムアーティスト」の2行になり、iTunesで編集したタグ情報を反映させることができた。

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ギャップレス再生を行わせるための設定は、「プレイヤー」 - 「再生オプション」とメニューをたどって「オプション」ウィンドウを開き、「トラック変更」の「トラック切り替え」を「ギャップなし」に設定。「無音部分は再生しない(曲の前後)」のチェックを外し(外さないとトラックが切り替わるときノイズが発生する)、「連続したアルバムトラックはギャップなしで再生」にチェックが入っていることを確認。これでOKだった。

同じ「オプション」ウィンドウの中に「ハードウェア同期のスタートアップで無音を再生」という項目があり、この項目で再生を開始してから実際に音が出始めるまでの時間的猶予を設定することができる(最長10秒)。

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また「ディスクのかわりにメモリーからファイルを再生する」という項目があるが、これにチェックを入れたときの動作は、プレイリストに読み込んだファイルを一気に全部読み込んでから再生を開始するPlayPcmWinとは違って、再生が途切れない程度に「ちょびちょび」HDDからメモリにデータを渡しているようである。HDDのアクセスランプを見た限りでは。なので再生がすぐに始まるのはスマートではあるが、もし自分の推測が正しいならば再生中には結局データドライブへのアクセスは発生していることになり、それは音質的にどうなんだろ、とも思う。聴いた限りではあまり影響はなさそうだが。

できなかったこともある。まずサムネイル表示の背景が真っ白でまぶしいので色を変える方法がないものか探したが見つけられなかった。次にiTunesでこしらえたプレイリスト群のインポート。iTunesで出力できるプレイリストのファイル形式のうちいずれを選んでも、階層が全然反映されなかったり、あるいはJRMCが異常終了したり、という有様だった。自分はiTunesでは枚数の多い全集ものでも、同じアルバムアートがずらずら並ぶのが嫌なので、すべてひとつのアルバムとして管理した上で、各ディスクごとのプレイリストを作って登録していた。それが参照できなくなるのはかなり痛い。また作り直すのもメンドいし。

音質はまあPlayPcmWinと遜色はない。多機能なソフトだが音楽再生のときにCPUにかかる負荷はそれほど大きくはない。ギャップレス再生もとりあえずうまくいった。でも上の「できなかったこと」がいささか引っかかり、導入にはもう一押しが足りないか、というのが今の気分。実費はかかるが明日リモコンアプリをインストールして操作を試してみよう。
posted by とりぷる at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月19日

Esoteric K-05導入。

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EsotericのSACDプレーヤー、K-05を導入した。先代DENON DCD-CX3は実働わずか2ヶ月となったが退役、先々代のCEC TL2X-Mk2ともども軍資金の一部となった。
自分の目論見はSACD再生の品位向上よりも、このプレーヤーのDAC機能、とりわけそのPCM-DSD変換機能を活用しPCからのファイル再生の音質を改善すること。それゆえK-05ではなくDAC単機能のD-07x(2月下旬発売予定)を選択し、DCD-CX3を残すという選択肢もあったが、「ハコをひとつ少なくできる」というメリットをどうしても捨て去ることができなかった。オーディオ屋のオッチャンにちっとばかりソソノカサレタためでもあるけれど。
DCD-CX3も決して悪いプレーヤーではない。価格相応の面は確かにあるけれど、SACDの品位は十分に感じ取ることができた。

FOSTEXのDAC機能つきヘッドホンアンプの新製品HP-A8もDSD「再生」機能を持ち、しかもK-05やD-07xよりかなり購入しやすい価格なので一度は候補に挙げた。しかし、「PCからのDSDデータ直送りには現時点で対応しておらず、当面の間(DSD直送りのための規格が固まり、それに基づいてドライバのアップデートが行われるまで)DSDファイルをコピーしたSDカードを背後のスロットに差し込んで読み取らせるほかないこと」「手持ちのライブラリをDSD化するには大容量のHDDが複数必要になり(CDからのリッピングファイルを2.8mHzのDSFファイルに変換した場合、自分の実測値では3.8倍程度にデータ量が増大)、また長い変換時間を要すること」「DSDファイルがPCから再生できるようになっても、ギャップレス再生にまで対応するかどうかは未知数」「ヘッドホン使わないし、また例え使うことになってもプリアンプに端子がついてるのでヘッドホンアンプ機能はイラネ」といった理由で見送った。K-05やD-7xは機器側でDSD変換するように設定しておけばPC側の設定変更等は要らないので楽だ。HDDを積み増す必要もないし、今までどおりのやり方でギャップレス再生ももちろんできる。

K-05と同時に購入したのがオヤイデのContinental 5S(USBケーブル)0.6mとタオックのSUB-50G(オーディオボード)。USBケーブルはもう少し安いのにしようかとも思ったが、あとで「もうちっとエエのを買っといたほうが・・・」云々などと気をもむことになるのもできれば避けたいので、「ある程度高品位のものを買って長く使う」というこれまでの自分の原則に従いこれを選んだ。ボードは今まで使っていた同社ラックSS-3の棚板の代替品。元の棚板は購入当初からよくまあこれで検品通すわいと呆れてしまうほど湾曲していた。床に置いて上から押さえてみるとごろごろ転がるくらい。3点支持にして今まで凌いできたが、なんぼなんでもこのボードの上にVRDSメカは載せられん、ということで交換。タオックに二度儲けさせるのは正直いささか腹立たしかったが、他に入手しやすいボードがないので仕方がなかった。よく見ればこいつも厳密にツラが平らにはなってなさそうな感じだが、元の棚板よりだいぶマシではある。

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音楽PCも大幅にダウンサイジング。これまでは同軸デジタル出力を持つサウンドボードを使っていた関係でLian-LiのPC-C33というでかいケースを使っていたが、フルサイズのオーディオ機器とこれを重ね置きするのはいくらなんでも野暮ったいと思ったから。以前お遊びで購入したShuttleのベアボーンXG41のマザーボードをASUSのP8H67-Iに換装。CPUはIntel Core i3 2120T、クーラーはScytheのKOZUTIを装着。サイドファン撤去。起動ドライブはCrucial RealSSD 64GB、これは流用。データドライブを載せるスペースがないので2.5インチ1TBのHDDを2台、Scytheの静音HDDケース氷室miniにくるんで上に載せた。これまで作ってきた1.3TB超のiTunesライブラリとプレイリストをそのまま移植したいので、バックプレートを外して内部コネクタと連結、2台のHDDをスパンボリュームとして運用することにした(USB接続ではOSの仕様上スパンボリュームを作れないから)。組んだあとでドライブの空きがいささか心許なく感じたので、試験的に先代で使っていた3.5インチHDD(3TB)+氷室に乗せ換えてみたが、HDDの回転音が耳についたし、それに見た感じあんまりカワイクないのでやめた。まああと500GB以上残ってるし、これを使い切る頃には2.5インチHDDの容量ももっとでかくなっているだろう。あとXG41の筐体の脚部はわずか数ミリの、あってないようなものがついているだけで、放熱の面で非常に心配だったので、以前のDACに使っていたJ1 ProjectのIDSコンポジットなる青色の樹脂でできたキャップ状のインシュレーターで3点支持し、空隙を確保。同じ材質の四角い板状のインシュレーターも余っていたので、これを氷室miniの上に乗せ、その上からこれも使わなくなったRosenkranzのSTB-1を2台のHDDの間を渡すように乗せて鳴き止め。

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PCとK-05とのUSB接続も、あらかじめドライバをインストールしておいたのですんなり終了。さっそく音出しに入る。まずはSACDから。ディスクはマイルス・デイヴィス・クインテットの『ワーキン』。SACDシングルレイヤー仕様である。
やや冷ややかな感じはするものの、非常に粒立ちの細かい、かつ伸びやかな響きがスピーカーから飛び出してきた。マイルスのミュート・トランペットはとてもリリック。コルトレーンのサックスも熱意たっぷり。他のメンバーもとても伸びやかに演奏している様子が伝わってくる。ほぼ期待通りの出音。
ところでこのプレーヤーに関する記事をネットで検索していたときに、「今までは緻密な解像度を重視していたエソテリックはKシリーズ以降音色の傾向を変え、より音楽的な表現力に比重を移した作り込みを云々」といった意味の記述をどっかで見かけた。今回導入したK-05以前のエソテリックの機器はほとんどまともに聴いたことが自分にはないのだが、K-05の音を聴く限りで判断すると、音楽的表現力の向上に舵を切ったとしても、解像度の高い緻密な音への志向はこのメーカーのいわばDNAとして残っており、また残り続けていくものではなかろうか、という気がした。
次にUSBアシンクロナス接続によるPCからのファイル再生。素のままのDA変換の音とDSD変換処理を経た音をベーム/VPOの『ブラームス : 交響曲第1番』にて比較。こちらも十二分に解像度の高い音。というかいささか固い。これはK-05だけでなく銀線が使われているContinental 5Sの状態も関係しているのだろう。ともに鳴らし始めたばかり。しかもネット上のある記事によるとContinental 5Sはかなり長めにエージング期間をとる必要があるとのこと。
続いて最大のお目当て、DSD変換を行ってみた。音色の傾向にあまり変化はない。空間的な情報量の拡大も、多少は見られるものの、正直期待したよりは少なめ。まあこれはソースファイルのもともとの音質や機器のエージング具合にも左右されるだろうからここで評価を固定することはできないし、したくない(笑)。ただ音の分離が自然さを保ちながら明瞭になり、かつストレス少なく響くようになった、という変化は感じ取ることができた。結果として聴き手である自分もより自然に音と音楽に神経を集中できるようになった、気がする。

さて。このUSB再生にあっては、いささか面倒な問題も生じている。PC側の送り出しをWASAPI排他モードにすると、K-05側の各種設定をあれこれ変更しても、再生開始直前にDACの周波数ロックに関わるものだろうか、「ボツッ」あるいは「ピシッ」というかなり耳障りなノイズが出てしまうことが非常に多い。いろいろなファイルで試してみると、このノイズが出ても小さい音量だったり、あるいはノイズの発生が確認できない場合もあったり、非常にまちまち。そのぶん余計にタチが悪い。WASAPIを共有モードにするとこのノイズは出なくなるのだが、解像度と音の鮮度は明らかに低下する。だからこのモードは使いたくない。
結局当座は、非常にテクニカルでないやり方だが、「15秒程度の無音ファイルを作り、これを再生リストのはじめに置く。再生開始時にはボリュームを絞っておき、開始後無音ファイルから次のトラックに移るまでの間にボリュームを調整する」という方法で対処することとした。再生ソフトは現在のところPlayPcmWinでしか試せてないので、他のWASAPI排他対応再生ソフトでの検証も必要だが、それはまあぼちぼち行くことにする。

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posted by とりぷる at 00:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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